メールの返信タイトルが本文と合っていない場合

男を手玉に取る女性はみんな焦らし上手です。
それがプロのサクラなら言うまでもありません。
いくら男性側が、ポイントがなくなる前に直アドを教えてほしいとか会う約束をしたいと思ったところで、かなう相手ではありません。
男性の気持ちが離れてしまわないようにうまくメール操作しながら、結果的にポイントを消費させるのです。

タイトル「今週末」
本文「○◯さん、風邪とかひいてません?私はちょっとダウン気味です。
昨日、ドジなことに傘忘れちゃって、おかげで全身ずぶ濡れ。
でもね会社は休んでないんですよ!えらいでしょ!○◯さんが風邪ひかないようにYOKO祈ってますね!」

タイトルと本文が見事に合致していませんね。
最初のうちなら、タイトルに期待して開封するでしょうが、裏切りが続けばポイントを消費してまで開封はしなくなります。
でもそんなこと、サクラはお見通しです。
引っかからなくなったら、もっと興味がわくタイトルで攻めてきます。
「私のメルアドです」とくれば、期待復活!思わず開封してしまうはずです。
しかし、メルアドはどこにも見当たらず、記憶に残りそうにない本文があるのみです。
諦めきれない男性はポイントを消費して「メルアド教えて!」と返事をしてしまいます。
でも、いくら男性が必死になってもサクラはそれに答える気などありませんから、常に質問に対する回答を避けながら、勝手に前進を続けます。
そして次には「私の顔写真です」と、これも開けてみたくなるタイトルですね。
でも写真添付無し。
普通、ここまでバカにされたら怒るのも当たり前ですし、当然ストップもかけるでしょう。
ところがサクラはまだ攻めの一方。
どの男性も欲しがる「会いましょう」で勝負をかけます。
男性はこの言葉の為に投資してきたようなものですから、このチャンスを逃すまいと一気に話を詰めようとして、またメール交換を続けます。
ところがリードしているのはサクラですから、バカのフリをしていつまでたっても話が噛み合ないようにしてメール交換を長引かせます。
そして、この攻防戦の最後の幕、会う約束です。
本当に会えると信じて相手の格好や目印を頭に入れ、待ち合わせ場所に出向きます。
ところが彼女からは「ごめん!少し遅れそう」「もう待ち合わせ場所にいるんだけど、あなたどこにいるの〜?」とか言うメールの嵐ばかりで、いくらメールを返しても彼女は見つかりません。
それもそのはず、サクラははなからそこにいませんからね。
そして最後には「ごめん、急用ができちゃった。
会うのは次の機会にしてくれる〜?」と、バッサリ切られて第一幕が閉じるのです。